1980年カナダ生まれ。6歳からカナダ王立音楽院でピアノを学び、12歳からは打楽器を学ぶ。ブリティッシュ・コロンビア大学でピアノと打楽器を専攻後、桐朋学園、洗足学園にて指揮課程を修了。指揮を秋山和慶、故岡部守弘、湯浅勇治らに師事した。
現在、バンクーバーメトロポリタンオーケストラの音楽監督兼首席指揮者を務める。07年8月まではバンクーバー交響楽団のアシスタント指揮も務め、バンクーバーでの人気は非常に高く、ポップスコンサートや若者向けの演奏会などを熱心に行っている。
2005年には、カナダ・オンタリオ州芸術評議会より『ハインツ・ウンガー賞』を、さらに2006年には、カナダ政府文化評議会より最優秀若手指揮者に与えられる『ジャン・マリ・バデ賞』を授与される。
これまでにフィンランド放送交響楽団、ＣＢＣラジオオーケストラ、台湾国立交響楽団、オーケストラロンドン、エヴァグリーン交響楽団などに客演、昨今カナダ、アメリカ、アジアでの活躍が非常に目覚しい若手指揮者である。
日本国内では、2003年に毎夏札幌で開催される「パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル」（レナード・バーンスタイン創設）に参加し、ベルナルト・ハイティンク、エド・デ・ワールト、クシシュトフ・ペンデレツキ、佐渡裕のアシスタントとしてPMFアカデミー・オーケストラおよび札幌交響楽団を指揮。06年には新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮してヴァイオリニストの五嶋龍と共演、最近では兵庫芸術文化センター管弦楽団（08年10月）、広島交響楽団（08年11月）の定期演奏会を指揮した他、群馬交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、京都市交響楽団などにも客演し国内でも注目が高まっている。